ビジネスマナー Vol.2 身だしなみについて

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
付き合いが深まるにつれて、内面が重要視されるのはいわずもがなですが、特に初対面では、外見・態度が重要です。

初対面では、外見・態度が重要

 アメリカの心理学者メラビアンによると、第一印象を決定付ける要因として、外見・態度が55%、声のトーンが38%、話の内容が7%といった統計があるそうです。
最近では、見た目が「9割」と唱える方もいらっしゃいます。

 上記を読んで、「中身がよけりゃあ、外見なんか関係ない」と思ったあなた、お気持ちはお察しいたします。しかしながら、「見た目は、大事」。これもまた、私の経験に基づく事実でございます。

  あれは中学生の頃でしょうか。何気なく見ていたTV番組内で、スタッフが「財布を忘れてしまったのでお金を貸していただけませんか」と駅構内で、とおりすが りのそれぞれ100人に依頼してみるという実験をしておりました。一回目は髪ボサボサ、よれよれのスーツを着て、破れた紙袋を持っている場合。二回目は身 だしなみをこざっぱりと整え、きちんとしたスーツを着ている場合です。

 その結果、お金を貸してくれた人はそれぞれ7%、35%でした。その開き、3倍以上!
幼 い頃より「人を外見で判断するな」「人間は中身が大事」としつけられてきた私は「おいおい、世の判断基準は見た目だったのかー!」と驚いたのを覚えており ます。(厳密には「初対面」での判断になりますが)田舎育ちでのびのびと培われていた『身なりはボロでも心は錦』的価値観が崩れ、軽くショックを受けまし たが、それは同時に(見た目で信頼感って演出できるんだ!)と新鮮な発見でもあったのです。

 励まされたのは、それぞれの実験者(依頼をす る人)が、同一人物だったという事です。私はそれまで、スタイルや顔の造作に全く自信がありませんでしたが、(これは、努力である程度まではいけるのでは ないか…)と、希望の光が差した瞬間でもありました。付き合いが深まるにつれて、内面が重要視されるのはいわずもがなですが、特に初対面では、外見・態度 が重要です。

 

好印象を与えるスーツを持っていますか??

  この「見た目効果」を有効に活用しているケースは、実社会でもいたるところにございます。警察官・医者・調理師・チェーン店など、各分野に『制服(ユニ フォーム)』がこれだけ普及しているのも、ひと目で立場や仕事内容を伝え、インパクトを与える事ができるからでしょう。

 さて、ビジネスマ ンの制服ともいえる「スーツ」。あなたは自信を持って着こなしていますか? スーツは値段より、体にフィットしたものかどうか、また、シャツ・ネクタイに しわがないかが重要。スーツは構造上、背を高く見せたりスタイルをよく見せたりできる、とても機能的な服なのです。自分に合うスーツを一着持っていても損 はしないはずです。

 マナー上級者は、【清潔感】という身だしなみの基本ポイントは抑えつつ、「優しそう」「話しやすい」「威厳を持たせたい」などと、与えたいイメージによって「色の組み合わせ」「素材」にも気を配るでしょう。

・マナー初級者…不潔
・マナー中級者…清潔感がある。周りに不快感を与えない
・マナー上級者…TPOや与えたいイメージにあわせた戦略的「見た目」を演出できる

 経営者は、信頼感を獲得するためのあらゆる活動のひとつとして「見た目」も考慮にいれるべきでしょう。あなたに似合った、シンプルで仕立てのよいスーツを得られれば、ビジネスシーンおよび飲み会において、その費用対効果の高さは計り知れません。

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