Vol.15 2倍の値段で買わされた。失敗から学ぶ成功の秘訣

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
海外は日本とは違います。まず言葉が違い、文化も違い・・・よかれと思ってやったことが、実は現地の人にとって大迷惑ということもあります。 私も今まで数々の失敗を繰り返してきました(笑)。日本と違う分、失敗もたくさん経験すると思いますが、失敗を怖がる必要はありません。海外で我々は「外国人!」完璧にできなくて当たり前なのです。

「安くする」その一言に要注意!

  私の場合、ショップをオープンする前から韓国にルートを作ったのですが、一度だけ「タイ・ベトナム」へ買い付けに行ったことがあります。まったく初めての 国には知り合いもいなければ、知っているお店もありません。「国と商品を気に入れば、ここでも自分のルートを作るぞ!」とガイドブックで商品をチェック し、市場の場所も念入りに調べ、初のベトナムへ出発しました。

 現地に到着後、最初に入ったのがアオザイのお店。私が調べていた値段よりはるかに安く売ってくれるというので、さっそく買ってみることに。

 お店の人も感じがよかったので、アクセサリーやリング、刺繍のポーチなど、どこが安いのかと尋ねたところ、「その店に知り合いがいるから今連れて来る」と言い残し、どこかに行ってしまいました。

 待つこと数分。それぞれの商品をカバンいっぱいに詰めた店の店主が何人もやってきてました。私はというと、アイスコーヒーやフルーツの盛り合わせなどを出してもらい手厚い歓迎を受け始めました!

  ゆっくり椅子に座って美味しいコーヒーをいただきながら「ネックレス」というと目の前にさまざまなネックレスが差し出され、「ビーズのバック」の一言で一 瞬にして目の前にたくさんの商品が並ぶのです!「アイス」といえばアイスが「お菓子」といえばお菓子が差し出され、韓国ではまったく考えられないお姫様気 分で仕入れを行い、金額も想像以上に高いわけでもなかったので交渉成立。

 結局、2日かかる予定が数時間で終わってしまったので、荷物をホテルに置いて他のエリアで商品を見てみることに。すると、なんと同じ商品を2倍の値段で買っていたことが判明!さらに、よく計算してみるとおつりがまったく少ないのです!「やられた~(涙)」と思いました。

 店に戻り、おつりは返してもらったものの、商品は「お姫様代」と自分に言い聞かせました。やはり、そんなにあまい海外仕入れなんてないですね。自分の甘さを反省しました。

 また今も時々やってしまう失敗ですが、「安くする」と言われて、ついいらない物まで買ってしまうことや、「SサイズとMサイズそれぞれ10枚ずつ」と 言って、袋に入っている新しい商品を用意してもらった時など、ちゃんと確認しないとすべて同じサイズだった。という経験が何度もあります。買ってお金を払う 物は必ず自分の目で確認してから袋に入れてもらうようにしましょう。

 

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近すぎるホテルはどうか?

  仕入れのエリアが決まっているなら、近いホテルに越したことはありません。しかしここでいう「近い」とは徹底的に近い距離のホテルです。中途半端に近い と、買い付けする商品にもよりますが、タクシーにも乗れず、結局自分達が荷物を持ちながら何度も歩いて往復しなければならなくなります。手ぶらなら近く感 じる距離でも、商品を運ぶとなるとかなり疲れてしまいます。

 また韓国では「旅館」というバイヤーの方もよく利用する格安宿があり、以前私もよく利用していました。仕入れ最中、具合が悪くなった私は東大門にある「旅館」に入ったことがあります。

  これがなんとも収容所のような、薄暗くて、汚くて、思い出すだけでも恐ろしい旅館だったため、疲れをとるどころか、逆にますます具合が悪くなってしまいま した。「ホテルにはほとんどいる時間がないので安い宿でよい」と言う声をよく聞きますが、ホテルによって疲れの残りぐあいがまったく違ってきますので、 「旅館」なら場所が便利で明るく清潔な所、ビジネスホテルなら3つ星以上のホテルを利用することをおすすめします。

 

気をつけていても・・・

  どこの国で買い付ける場合でも、高価な商品を仕入れる場合は必ず保険に入った方がいいでしょう。万が一商品に傷をつけてしまった場合、自腹で買い取るのは 大変です。慣れない海外で体調を崩すこともありますので、保険は失敗した時の安心代として加入することをおすすめします。

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