起業の心得:Vol.07 志なき挑戦はただの野心である

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
目的は何か?それが志です。何も日本を変えたいとか、日本一に、世界一になりたいとか、そんな大それたことでなくてもいいです。「お客様に喜んでもらいたい」これも志です。

志に投資する

 起業家は多くの人たちの協力を得て事業を起ち上げます。一人では何も出来 ないことを痛感させられるのが起業です。その人たちは何に協力してくれるのでしょうか?親とか親友など、本当に近しい人なら事業の中身というより、「本人 の希望をかなえてやりたい」という思いで協力してくれるのでしょうが、他人は違います。他人は志に賛同し、協力してくれるのです。

 「え、 事業の協力者って金儲けが目的なんでしょ」なんて言う人がいますが違います。確かに、そういう人もいるでしょ。ビジネスですから利益に結びつくことは大前 提です。しかし、それが目的ではありません。少なくとも僕がお付き合いしているベンチャーキャピタリスト、成功した社長、エンジェルはそうではないです。 起業家の志にお金や自分の持っているリソースを提供しています。結果として見返りがあればそれはそれでOKですが、それは結果です。起業家と夢を共有する こと、その目利きが正しかったことがビジネス成果によって評価されるのであって、その評価は通信簿みたいなものです。

 

類友

 志の清い人の周りには志の清い人が集まります。金儲けしか考えてない人の周りには金儲けし か考えてない人が集まります。類友(類は友を呼ぶ)です。

 「騙される人ってお人好しだから・・・」って言いますが、本当のお人好しは騙さ れても騙されたとは思っていません。(笑)ビジネスの世界ではプロとプロが取引します。ビジネスの世界で騙された、騙されたって言っている人は欲深いから 騙されるのです。騙される方にも騙される理由があるのです。騙すつもりで最初から近づいてくる人がいますが、それはあなたが騙せそうだからです。うまい話 にのりそうだから近づいてくるのです。最初は騙すつもりがなかっても、結果として騙すことになってしまうこともあります。誤解しないでくださいネ。騙すヤツ は悪いです。彼らを擁護するつもりは毛頭ないですから・・・。

 

小さくてもいい! 志を持とう

 志とは財務諸表に出てこない事業目的です。何度もいいますが、ビジネスですから、利益を出すのは当たり前です。利益がなけれ ば継続して経営することは出来ません。しかし、利益(お金)を生みだすことは大切ですが、事業の目的ではありません。手段です。目的は何か?それが志で す。何も日本を変えたいとか、日本一に、世界一になりたいとか、そんな大それたことでなくてもいいです。「お客様に喜んでもらいたい」これも志です。

 

  次は「必要なリソースを獲得する力」です。

 

コーヒーブレーク

  今年度からデジハリ大学院でアントレプレナーシップを教えています。ゼミなので少人数で10名です。これぐらいの人数だと講義に一体感があっていいですよ ね。ワークショップも3人から4人のチームですから、みなが参加できてこれまた楽しいです。

いろんなところで教えていますが、いつも、教え ているのに教わることの方が多いです。ありがたや、ありがたや・・・(笑)

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

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