起業の心得:ゲンイチ第99回 好きこそモノの上手なれ

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

いや~世の中、やっぱ、すごいのがいますね。おっと、失礼しました。実はそのすごいのっていうのは先日、九州は飯塚市、あの五木寛之の代表作、青春の門の舞台、(しんしゅけしゃんと織江が出てきそう)そこでの講演会でご一緒した株式会社シーズンの中村克己社長です。

中村社長は靴のクリーニングのFC事業をやっておられます。靴を洗うらしいです。釜に溶剤を入れてぐつぐつ洗うらしいです。丸洗いできるんですって?靴の中は汗と油脂とバイ菌がいっぱい。洗うとそれが落ちて軽くなるんですって。そして、革の匂いが戻ってくるらしいです。何でも洗う、清潔好きの日本人がなんで靴を洗わないのか・・・。中村社長的に言えば日本人は「洗わない」のと違って「洗えないと思っている」とのことです。(日本だけじゃないけどね。全世界そうです)

中村社長が靴を洗おうと思ったきっかけは自分の靴の汚れとりたいというところから始まっています。中村社長は靴が大好きで多い時には2000足以上の靴をコレクションしていました。(現在、700足ですって・・・)20代の時はお給料の半分を靴に注ぎ込んでいました。そんなある日、一番大事にしている靴に焼肉屋の店員さんが誤って焼肉の垂れをこぼして、シミがついてしました。真っ青になって中村社長は家に帰ります。いろいろ試すのですが、そのキャメルの靴に付いたシミは取れません。このシミがとりたい一心で中村社長の靴を洗う旅が始まります。靴のメーカー、大学の研究室、革の業者、薬品会社、洗剤メーカー・・・。靴のことを勉強して、革のことを勉強して、洗剤、溶剤のことを勉強して、わからないことは聞く、自分でできないことは協力をお願いする。「教えてください」「協力ください」欲しいものがあったら「それください」・・・お金がないので、頭を下げる。

よくわからない若者が「靴を洗いたい」とやってきて、仕事じゃなくって、個人的な思いだと言う。依頼を受けた人は分けがわからんですよね。(笑)しかし、中村社長曰く、「6回から8回訪問して『お願いします』って言えば、ほとんどやってくれる。朝一を攻めれば効果的」・・・とはこれまた驚きました。

その日から靴が洗えるようになるまで、5年かかります。全国180人の方に協力いただいたと言っておられました。洗えたのですが、「乾かす」ことを忘れていました。次はこの乾燥機を作るのにまたまた3年かかります。苦節10年っていいますが、まさしく、苦節8年。やっと、靴を洗うことができるようになります。そして、中村社長はこの8年の間にお世話になった方に恩返しをする意味でこれを事業にされます。そして、現在は23店舗のFCさんと7000件の取次ぎ店に支えられる事業になりました。中村社長、当年とって38才。いや~凄いやつが世の中にはいます。好きこそモノの上手なれ・・・こだわり続けて、やれると信じて、前に進んで今がある。お金を使わずに行動で問題を解決する。凄いです。

吉田も実は靴が好きで、そこそこ、凝っています。電車や街でも、初対面の人にご挨拶するときも靴を見ています。でも、今日から靴が好きだって言うのを止めます。中村社長を知ったのに僕ごときが靴を好きだなんて言えないです。(笑)

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