起業の心得:ゲンイチ第92回 ビジネスプランのツボ

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

よく、ビジネスプランがうまく書けない。ビジネスプランってどんな風に書いたらいいの?って質問されます。そこで、今回はそのビジネスプランの書き方のツボを伝授さしあげます。(笑)

まず、ビジネスプランは自分流でいいということです。自分にとって必要なことが書かれていればそれでOKです。小さなお蕎麦屋さんを1軒開業するのと、そのお蕎麦屋さんを200店舗の全国チェーンにするのでは、自ずと計画は変わります。自分にあった計画を書けばいいです。

と言っても、すべての起業家は何らかの雛形を使って書き始めます。ドリームゲートのビジネスプラン講座にも雛形はあります。雛形を使う場合のコツは「書けるところから書く」ということです。試験のテクニックと似ています。まずは問題を最後まですべて読んで、回答の時間配分をして、答えがわかっているところから書き始めます。あれです。まず、書けるところから書くのです。商品のところが書けるなら、そこから、ビジョンや理念が書けるなら、そこから、販売のところが固まっているなら、マーケティングから、わかっているところ、考えがまとまっているところから書き出します。

そして、書けない所はいくら机の前で知恵を絞っても書けません。あきらめます。(笑)10ページある雛形の3ページしか書けないかも知れませんが、それでもいいのです。次に書けていないところをばっさりと削除すれば、3ページのビジネスプランが出来上がります。これがあなたが最初に書いたビジネスプランです。Vol.1です。とりあえず、完成です。歯抜けのままのビジネスプランをいつまでも眺めていると元気がなくなってきます。まずは、完成。それでいいです。

次に、書けない所をどうするか?答えは机の上にはないです。かわいい子には旅をさせろって言いますが、ビジネスプランにも試練が必要です。回りの人にそのプランを見せて評価してもらい、意見やアイデアをもらいます。「これではどう売るかわからいよ」とか「希望的観測だな~」なんてコテンパンにやられると思います。そこで、自分なりの考えを説明したり、意見をもらっているうちに、相手の話がヒントになったり、自分の中に新しいアイデアが浮かんだり、だんだんと自分の中で整理がついてきます。それを書き足して、あなたのビジネスプランはVol.2になります。

そして、ビジネスプランに対する「ほんとう?」と「なぜなの?」が、「なるほど」に変わるまで繰り返せば、あなたのビジネスプランは出来上がりです。

Ex.僕がお手伝いした公開企業は、公開までの3年間で17回ビジネスプランを書き換えています。つまり、プランも進化するってことです。

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