起業の心得:ゲンイチ第80回 プロの技とプロの心構え

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

いや~上には上があるもんです。世の中広いというか、深いというか、感激しました。営業のプロとはこういうものだったんですね。めったに驚かない吉田ですが、驚きました。

このGENイチでもお馴染みのいとう伸さんにドリームゲートの講師プロ養成講座で講師としてご登壇いただきました。彼は実演販売のカリスマです。今では自分で実演販売することはないようですが、実演販売で一番大切なシナリオを書きながら、実演販売の中にある販売手法と非言語コミュニケーションについての講演や執筆活動をしておられます。

いとう伸さんの迫力はすごかったです。僕が見込んだとおり「ほ・ん・も・の」でした。メラビアンの法則っていうのはここでも書きましたよね。言葉以外の印象で人は情報を受け取り、理解し、判断するっていうあれです。これを体感できる一日でした。講師っていうのはその時の講演やら、セミナーで伝えたいことがあるはずです。受講する人も学びたい、学習したい、身に付けたいテーマがあるから来ておられます。でも、その意思の強さはさまざまです。お互いがそう思っていても伝わらないのがプレゼンテーションの難しさです。それを、言葉だけではなく全身を使って伝えましょう。相手にぶつけましょう。っていう講座でした。

いとう伸さんは目力(めぢから)という言葉で目に注目しておられます。講義の中で目だけで伝えるというロープレがありました。 3枚のカードにそれぞれ「ステキ、君が好き」「ウフフ、お見通しよ」「私、燃えてます」と書いてあります。この中から伝えたいカードを選び、これをペアになった相手が目だけ伝えます(笑)。受け取った方は三つのなかから、相手がどれを伝えようとしたかを当てます。眉毛や他の顔の筋肉を使うのは反則です。目だけで伝えます。これが分かるんですよ。流し目とかニラムとかなみだ目、上目使い・・などなど、「目は口ほどに物を言う」って諺がありますが、そのとおりを体感しました(^_^)。

いとう伸さんは実演販売とは 100%コミッションのビジネスで「なるほど」とお客様が納得してくれても「次にね」とか「また、いただくわ」と言われたとたんに成果はゼロどころかマイナスだと言います。納得してもらって、その場でお買い上げいただく。行動(購買)してもらう。これを真剣勝負でやっているわけですから、彼らのプレゼンスキルに磨きが掛かるのは当然です。そのコツとは!事前準備と練習、そして、舞台に立てば使えるものはなんでも使う。手も足も頭も目も・・・全身で伝える。

僕は大道芸人が商売の原点だと思っています。これは実演販売にもつながるのですが、彼らは芸を見せてからお金をもらう。サービスと言われる商品はほとんどの場合、提供する前にお金をいただく。コンサートから足裏マッサージまですべてこのルールです。そして、価格はS席とA席や30分コースと60分コースの違いはあってもどなたも同じ値段です。ところが大道芸人はその価格決定権もお客様に渡しています。これこそ、プレゼンのプロです。営業のプロです。

この講師プロ養成講座でドリームゲート・アドバイザーに学んで欲しいのはこのプロの技とプロの心構えです。いとう伸さんは講義の中で何回も言いました。完璧な状態でいつも最善を尽くす。

「今日のお客様は最高の僕と今日、ここで出会える。本当にラッキーなお客様だ」彼は楽屋ででそう自分に言い聞かせて舞台に上がる。

ドリームゲートはいとう伸さんの講演を全国で行います。東京は残念ながら終わりましたが、近畿にお住まいの方には朗報!今週末25日(土)に大阪で開催します。僕がいとう伸さんをここまで推すんですから、皆さんのお役に立てること間違いなし(笑)だまされたと思って来てください。

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