起業の心得:ゲンイチ第65回 成功イメージ

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

GMOの熊谷社長は、ビジネスを本に喩えて「ビジネスとは本を最後から書くようなものです」と話しておられました。起業とは何もないところから価値を創造するプロセスです。このプロセスの最初の工程は成功をイメージすることです。出来上がりをイメージし、それを人に伝えることからすべてが始まります。最初はビジネスアイデアですが、このアイデアが実現した時のイメージが大切なんです。売上げで言えば10億イメージできるのか?100億イメージできるのか?それとも1千万か?ってことです。お店なら1店舗か100店舗かってことです。1店舗しかイメージしてなかった人が10 店舗作れることはないです。

レストランがわかりやすいのでレストランに喩えて話しましょう。
僕はイメージします。僕のお店が開店しました。お店にはお客さんがあふれています。店の前にもお客さんが並んでいます。僕は並んでおられるお客さんに「お待たせしております」って謝っています。うれしい悲鳴です(^_^)厨房も戦争です。ホールのみんなもがんばってくれています。お客さんがメニューを見て料理を選んでいます。このメニューもこの内装もスタッフのユニフォームもみんな僕のデザインです。場面が変わって、僕は会議室の一番高い席に座っています。今日は店長会議、全国から300人の店長が本部に集まっています。今日は株式公開に向けての説明会です。担当役員が説明を始めました。僕は「この5年、みんなで必死にがんばってここまで来れた。でも、事業はこれからだ!」って説明を聞きながら考えています。どれもが映画を見るように鮮明でリアリティーがあって、今すぐにでも手に取れそうです。そうです。手に取れるのです。
僕は我に返ってこの出来上がりのイメージを一つ一つプランに落としていきます。実現するための環境や必要な資源を列挙して、それを時系列に並べたら、事業計画書になります。
ビジネスはまず、アイデアの出来上がりをイメージすることから始まります。

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