起業の心得:ゲンイチ第45回 引き際・・・

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

こんにちは よしだです。黒井克行著「男の引き際」(新潮新書)っていう本を読みました。
山口百恵、江夏豊、本田総一郎と藤澤武雄、堀田力などの引き方(?)から引き際を考える本でした。株と一緒で一番底値で買って、一番高値で売るのは難しい。まったく人生も同じですよね。
著書によるとロッキード事件で有名な堀田さんは定年まで6年を残して、大臣官房長の時に辞任されます。当時、堀田さんの辞任、ボランティア活動への転進を世間は賞賛したもんですが、仲間からは「敵前逃亡」「無責任」と批判もあったようです。株の高値、底値はわかりやすいので問題ないですが、引き際は人それぞれ、評価はまちまち、自分にも仲間にもいい引き際とは難しいものです。
僕のお袋は僕が25才で、僕の親父は僕が30歳で亡くなっています。その頃「死」についていろいろ考えたり、本を読んだりしましたが、僕なりの結論は「死に様とは生き様である」ってことでした。お袋は胃癌が転移して、親父は白血病で、どちらも闘病の末、亡くなりました。二人とも自分の死を予感していたと思います。でも、本当に静かに死んでいきました。覚悟が出来ていたのか、悟っていたのか・・・。僕には自信がないです。僕なら「死にたくない~」って暴れまわるような気がします。(笑)
引き際と死に様って僕には共通点が多いように思います。「死に様=生き様」と同じで、引き際も引く時に考えたのでは遅いようです。事業のやりようの中に自分の引き様が決められているというか、決まっているというか・・・。
僕は死に様も引き際も、どちらも、ジタバタしないで、さっぱり、すっきり、辞めたい、死にたい、といつも思っています。出来るかどうか自信ないですが・・・(笑)

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