補助金FAQ:補助金採択後に気をつけるべきこと。

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

創業補助金を申請し、採択されました。補助金が貰えるのは1年後ですので、それまでに気をつけなければならない事などありますか?

A回答

もっとも注意することは資金ショートに対する準備と会計証拠書類の保存です。
つまり補助金は精算払いですので、補助対象期間【今回の創業補助金は27年の8月31日】が終ってからの精算になります。

ですからその前に会社が倒産したり、事業を止めたりしては精算ができません。つまりお金だけ使って補助金がもらえないことになってしまいます。

また、3分の2の補助ですから3分の1は少なくとも自己資金です。無駄使いはやめて少しでも早く利益が出る事業を進めてください。

会計証拠書類は領収書が思い浮かびますが、納品書、発注書、見積もり書等々さまざまなものがあります。これは起業家がお一人では完全にフォロー仕切れない可能性もありますので、認定支援機関の方々とよく相談して事業を進めてください。決して一般的なルールや自己判断では勧めないでください。最後には会計検査院という大きなハードルがありますので、ご注意ください。
 
また、特に注意したいのは人件費です。第2創業等の場合は従来事業との区別が難しく証明が必要となりますので、作業日報や活動報告書を簡単で良いので、日時の分かる形での作成をお勧めします。
 

■担当者:多和田 博(ドリームゲートアドバイザー)

tawada

株式会社エコス 代表取締役/愛知付加価値創造有限責任事業組合 代表/
補助金申請支援コンサルタント

金属製の止金に代わり、天然繊維で段ボールケースの「のり代」を縫合する 「エコ・ステッチャー」を世界で初めて開発、販売をしている株式会社エコ スの代表取締役。その開発の過程でさまざまな公的支援を受ける為に、自ら申請 書を数々書き上げ、多くの実績(採択)を受けた。現在ではエコ・ステッチャーの普及に注力している。

取材・講演・仕事依頼はこちら

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

無料で始める