団塊世代の起業・独立 Vol.4 納得できる人生を送るためのヒント

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

人に動かされる人生なんて、つまらない。若いときは会社のため、家族のために生きてきた5L世代だからこ そ、これからは自分のために生きていきましょう。

子どもの頃になりたかったものを思い出してみよう

 定年の日を 迎えてから「さあ何しよう」と考えるのではなく、もう少し前から、自分の可能性を考えておいたほうがいいと思っています。とはいえ、50代ともなると、自分の可能性に自らフタをしてしまうことも多いもの。また「何をしたらいいのか思いつかない」という人もいるでしょう。そんなときは、子どもの頃のことを思 い出してみてください。子どもの頃に思っていた夢というのは、意外と本当にやりたかったことなのだと僕は思っています。

 夢はいくつもあっ たはずです。私の小学生時代の夢は、プロ野球選手でした。高校生の頃は、新聞記者にあこがれていました。プロ野球選手はさすがに無理ですが、新聞記者とい う夢には、雑誌「5?」の編集長という形で挑戦し始めています。

 定年は、今までできなかった夢に挑戦するチャンスの時期でもあるのです。 可能性にフタをせずに、できなかったこと、やりたいことを考えてみてください。

 

志 のアンテナは高くしておこう

 やりたいことを思い出したなら、今度はその気持ちを持ち続けることが大切です。ひとつ言っておきたいのは、 大切なのは気持ちを持ち続けておくことであって、むやみやたらにその夢に向かってがんばり過ぎないということなのです。

 あるラジオのプロ デューサーと話をしていて、とても勉強になったことがあります。あるエリアにしか届かない電波があるとしたとき、その出力を倍にしたら、倍のエリアに届く のかというと、そうはならないのだそうです。結果は、1.4倍。ところが、アンテナを倍に伸ばしたところ、1.6倍遠くまで届いたそうです。

  人生も同じだと私は思っています。熱意ややる気を倍にしても、そう遠くへいけるものではありません。今までの人生で、もう十分がんばってきたのですから、 これからはがんばりすぎずに、元気でいることも大切。「志」というアンテナを高く持ち続けて、バランスよく物事を進めることが大切なのです。それが、目指 す場所へと早く到達する秘訣なのです。

 

自分の居場所を持っておこう

  平日は会社と家の往復、そんな5L世代はたくさんいるでしょう。会社と家の間に、飲み屋が入ることもあるでしょうが、あってもその3つ。そんな人は、今の うちからもうひとつ、隠れ家とでもいうべき自分の場所を見つけておくことが大切です。

 クールに自分を見つめ直すためには、個人の名前でい られる場所が必要なのです。会社では、課長や部長という役割がありますし、家庭でも夫や父親としての役割が求められます。その世界の中でしか生きていない と、会社での肩書きが、外の世界でも通用すると思い込んでしまうのです。そんな人ほど、企業村から出たときに、勝負できるものがなくなってしまいます。

  そうならないためにも、自分を滅ぼさない程度に遊びましょう。ただ5L世代は、寄り道や遊びをしないように訓練されてきていますから、そういう意味では、 少し不良になったほうがいい。会社には滅私奉公になって働く時期も確かに必要です。しかし、50歳を過ぎれば、もうその時期は終わっているはずです。気持 ちの余裕もできているはずなのです。滅私だった「私」の分量を少しずつ上げていくことが大切なのです。

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