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この記事の執筆者

阿部 エリナ (あべ えりな)

女性の心を掴む戦略はお任せください。ヘルスケアビジネス(健康・予防医療・美容)専門の女性マーケティング事業を提供。店舗プロデュース、商品・サービス開発、リサーチ業務、PRサポート等を通して企業の活性化支援を行う。 一般消費者向けサービスを通して女性消費者の生活記録を6年にわたり収集・分析しその結果から得られる消費者インサイトを法人向けサポート業務に活かしているのが強み。書籍監修・連載・メディア掲載・出演多数。

マーケティング戦略(ブランド戦略):成長企業ほど意識したい、すぐに効くブランド戦略


20141107.jpg photo credit: Sebastiaan ter Burg via photopin cc

こんにちは。女性の心を掴むアイディア開発・戦略設計を専門に行う、女性マーケティング支援の会社を運営する阿部エリナです。

『ブランド戦略』という言葉をよく耳にする事があると思います。そもそもブランド戦略とは何なのでしょうか?そして具体的に何をする事なのでしょうか?

ブランド戦略とは、「ブランド要素を強化して、競合他社との区別を明確にすることで消費者が自社製品を他社製品と区別して、指名買いしてもらえるようにするための付加価値戦略。ブランド要素の代表例としては、ブランドネームやロゴ、キャラクター、パッケージ、などがある。これらの要素を適切に設定することで、ブランドの認知度やイメージ面での向上が期待できる。」です。

これは一般的なブランド戦略の概略ですが、私がお仕事をさせて頂く中で定義しているブランド戦略とは分かりやすく言うと「ブランド価値がつくと高く売れるようになり、高収益の経営が実現する」という点です。

もう少し厳密に申し上げると「差別化戦略の徹底により、消費者ニーズにあわせて付加価値要素を付け足しながら、他社との明確な違いを商品・サービス・企業に根付かせる事」です。

従来のブランド戦略では時間もお金もかかってしまうのですが、どの市場もコモデイティ化が進んでしまっている現在において必要なのは、早期回収が可能な現実的なブランド戦略を進める事。それがこれから成長していくベンチャー企業や中小企業にとってのブランド戦略と考えています。

誰でもできるブランド戦略のはじめ方。まずは3つのステップから

ブランド戦略といっても、具体的に何をするのか? 何からはじめれば良いのか?

という事が頭に浮かぶと思いますが、難しく考える必要はなく、とてもシンプルです。まずは以下3つのステップを行ってみましょう。

1. 他社との違いをどこに置くか明確にする
2. その「違い」に、消費者ニーズはあるか検証する
3. その「違い」にクリエイティブな発想を追加する

この3ステップが決まったら、全ての作業に「ブランドの軸」を落とし込んでいくのです。

その際、ディティールまで徹底して落とし込んでいく事が大切なのですが、このディティールまでの落とし込みの積み重ねが、その商品・サービスのブランドを作り上げていきます。

例えば店舗プロデュースを事例として考えると、コンセプト策定や空間デザインはもとより、メニュー構造はどうするか、スタッフ達の服装はどうするか、リーフレットのデザインはどうするか、キャッチフレーズはどうするか、お客様が使用するスリッパはどうするか、お出しするコップのデザインはどうするか、などと多岐に渡ります。

ブランディングを行うメリットとしては、付加価値を生み出すことで価格を高く設定することが可能になったり、リピート率が高まったりなどがあります。日本国内はもはや成熟した社会となり、たいていが飽和市場となった今こそ、現実的なブランド戦略が非常に重要になってきていると思います。

そこで、まずはブランド戦略が売上や知名度にどれだけのメリットがあるか解説します。

理想論ではない、実践的・即効的なブランド戦略を進める4つのポイント

下記4つのポイントは、弊社がクライアント企業様のお手伝いをさせて頂く際の戦略の一部ですが、これらをおこなう事で、「価格は相場より若干高め設定が可能になる」「価格競争に巻き込まれずに、収益を見込みやすくなる」「人気商品・人気サービス」を実現が可能になります。

ブランド戦略を進めるための4つのポイント
1.価格訴求型は極力避ける方向で全体の企画を行う
2.新しい概念のコンセプトの策定
3.商品・サービスそのものだけに差別化ポイントを落とし込むのではなく、販売戦略・PR戦略にも競合他社との違いや工夫、アイディアを取り入れる
4.商品・サービスそのものに、プラスアルファの魅力を取り入れた付加価値戦略を行う。

1番目のポイントは、「価格自体を魅力とさせない」という点につきます。価格での勝負は経営体力を奪います。安易な価格勝負は避けましょう。

2番目のポイントは、例えば飲食店なら、「有機野菜をメインとしたロハス食堂」というコンセプトよりも、「リラックス空間・音楽・有機野菜メニューをそろえた、マタニティママと赤ちゃんの健康を育てるための、集い型有機カフェバー」など、ありきたりではなく、新しい!欲しかった!という概念のコンセプトを打ち出すという事です。

3番目のポイントについては、例えば化粧水なら今流行りの美容成分を入れて開発・販売するだけではなく、化粧水を購入した人には必ず「美肌習慣プログラム」という無料冊子をプレゼントする、などの差別化を取り入れる事です。

4番目は書いてあるとおりですが、商品・サービスの魅力そのものを高めるということは、当たり前ですが意外とやり切れていないポイントです。原点回帰、商品力をもっと高められないか、サービスにもっと付加価値をつけられないか考えてみましょう。

ブランド戦略は一見、投資した分の回収に時間がかかる、目先の売上よりも長期的な売上向上を重視というイメージがあるかもしれません。

しかし、供給過剰で消費者のニーズも多様化し、ビジネスの変化が激しい時代だからこそ、「早期回収が可能なブランド戦略」という考え方が重要になります。

余程資金が潤沢な企業でない限り、長期を見据えたブランド戦略はただの理想論であって現実的ではないのです。従来の数年かけてブランド戦略を行うという長期スパンで考えるのではなく、できれば半年~1.5年以内には達成できるブランド戦略がベストです。




 
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この記事の執筆者

阿部 エリナ (あべ えりな)

女性の心を掴む戦略はお任せください。ヘルスケアビジネス(健康・予防医療・美容)専門の女性マーケティング事業を提供。店舗プロデュース、商品・サービス開発、リサーチ業務、PRサポート等を通して企業の活性化支援を行う。 一般消費者向けサービスを通して女性消費者の生活記録を6年にわたり収集・分析しその結果から得られる消費者インサイトを法人向けサポート業務に活かしているのが強み。書籍監修・連載・メディア掲載・出演多数。

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