CMS導入時の留意点

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

Q.CMS導入時の留意点

これからのホームページはCMSだ!と強く勧められています.CMSがパワフルなことは分かるのですが,欠点はないのでしょうか?

A.回答

CMS (Content Management System)は,従来の静的サイト(htmlファイルやcssファイルがサイトに置いてあるだけ)と異なり,リクエストに応じてプログラムがhtml ファイルを生成するシステム(代表的CMS:Wordpress, Joomla, Drupal)です.モジュールというオプションプログラムを導入することにより,さまざまな機能(ブログ,掲示板,アンケート,投票,ショッピングカート,メールマガジン,サイト検索など)が実現できます.さらに,静的サイトのようにhtmlファイルをアップロードする必要がなく,web上でコンテンツの作成も可能です.
ただし,CMSはあくまでもサーバ上で動く「プログラム」であることを認識しておいてください.とおり一遍のコンテンツ更新であれば, 単純な作業で対応できます.しかし,新しい機能を追加したり,早急なシステム上の対応が迫られたときにには,ある程度CMSの理解が必要になります.
後者の例として「現在のversionにはセキュリティーの問題があります.至急,最新versionにupdateしてください!」というメッセージが表示されたとしましょう.システムのupdateとは,サーバー上の多くのファイルを更新することです.サーバのどこにシステムがあり,どこに自分が作成したコンテンツが存在するのか,それが明確でなければ,updateは実行できません.結局,誰かに聞くか頼むしかなくなります.それでは手遅れです.
ただ,CMSの理解は,興味と時間さえあれば,そう難しいことではありません.私は,仕事でCMSに関わることになった方に対し,個人でCMSを構築・運用することをお勧めしています.月額200円程度のレンタルサーバでもインストール可能です.仕事で使うCMSと違って,思い切ってどんどん勉強できます.CMSに興味のある方はチャレンジしてみましょう.Shonan Drupal Lab.では,CMSサイト構築のための情報を順次公開していく予定ですので,ぜひご覧ください.

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

無料で始める