グッドウィル・グループ(株) 折口雅博 前編1

last modified 2008-06-26 11:17
DREAMGATE CONTENTS 「ドリームゲートスペシャルインタビュー MY BEST LIFE 挑戦する生き方」

折口社長インタビュートップ|前編1|前編2後編


第2回(前編)グッドウィル・グループ株式会社 代表取締役会長兼CEO 折口雅博 Masahiro Origuchi

まず大いなる夢を描き、強く念じ、行動すること。そして「常に当事者たれ」の意識で成功を目指そう!

2005年7月に発刊され、早くも12万部を超えるベストセラーとなった『プロ経営者の条件』(徳間書店)。その著者である折口雅博氏が、ゼロから、いや泥沼のマイナスの中から立ち上げたグッドウィルは、わずか10年でグループ年商1400億円、そして歴代2番目のスピードで東証1部上場企業へと成長した。氏が著書の中で提唱している「センターピン理論」というキーワードがある。この考え方に多くの経営者が共感し、自社の経営方針に取り入れたという話を最近よく耳にする。そんなウォームハート&クールヘッドを兼ね備えたカリスマ・ベンチャー経営者、折口氏に、起業を志した経緯、大切にしている理念、そしてプライベートまで大いに語っていただいた。

●このインタビューは前編・後編と2回に分けて掲載する。

<起業という道を選択することになったきっかけ.1>経営者だった父親の背中を見て育った幼少期

 幼少の頃、私の父親は、東京で人口甘味料を生産する会社を経営していました。それも業界団体の長を務めるほどの辣腕経営者。そのため家庭はとても裕福で、200坪の広い家にお手伝いさん、高級外車が当たり前の日常だったのです。ところが私が10歳の時に、国内で人口甘味料の使用が禁止され、父親の会社はあっけなく倒産します。そして、両親は離婚。裕福な生活は一転、生活保護を受けるまでに転落です……。物理的にも精神的にも貧しく、私はやり場のない怒りや劣等感、さびしさを嫌というほど味わいました。でも一方で、強い挑戦心が芽吹き始めたのもこの頃。「いつか力をつけて、でかいことをやってやる!」「そして絶対に勝ってやる!」と。結果的には当時のこの経験が、私の起業挑戦のための土壌となり、負けず嫌いの精神を磨いてくれたのだと思っています。


<起業という道を選択することになったきっかけ.2>大手商社の経営者を目指すか、30歳までに起業するか

 経済的事情もあって、高校は学びながら給料がもらえる陸上自衛隊少年工科学校へ、そして防衛大学へと進学します。この学び舎では、死生観を醸成してくれた実弾飛び交う中で行われる突撃訓練、合理性を追求し続ける今の自分をつくってくれた様々な不合理な命令……など、本当に多くのことを学ばせてもらえました。

 卒業後は、日商岩井(現・双日)に就職。このまま取締役を目指すか、30歳までに起業するかを悩み始めた入社6年目、大型ディスコ「ジュリアナ東京」のプロジェクトを立ち上げることになるのです。大手倉庫会社のオーナーから有効利用の相談をされた東京・芝浦の倉庫。この倉庫を視察した瞬間に、大成功するディスコのイメージが閃きました。

 事業が成功するかどうかをボーリングに例えれば、ストライクを取ることだと言えます。そのためには、センターピンを外してはならないわけです。この考え方を私は「センターピン理論」と呼んでいます。ディスコの場合のそれは、「いつ遊びに行っても大勢の人がいて、お祭りのように盛り上がっていること」。本質的にお客様が求めているのは、いいお酒でも、いい音楽でもない、月曜日や火曜日といった平日でも常に満杯の状態であること。これこそが、ディスコ経営のセンターピンなのです。そして、必ず成功させようと考え、明確な目標を設定し、戦略、戦術を練り、実行したから「ジュリアナ東京」は今でも伝説と呼ばれるくらいの大成功を収めることができた。何事も、本質をしっかりと突き詰めて、成功するための原因を探ることで、必ず結果は出る。そういうことです。それからですね、日商岩井の取締役になることではなく、事業を起こし大きくすることが、私の人生目標として定まったのは。




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