DGトップ ファーストナビ 設備投資 連載記事 Vol.2 うまく活用したい固定資産の調達方法~レンタル・割賦購入編~
Vol.2 うまく活用したい固定資産の調達方法~レンタル・割賦購入編~
設備投資の意思決定と実践ノウハウ    ■ナビゲーター: 福島重典   
前回(Vol.1会社に合った固定資産の調達方法を考える~リース編~)ではリースによる固定資産の調達方法をお伝えしましたが、今回はレンタル、割賦購入(分割払い)についてお話します。リースとの違いや、利用に当たってのポイントをしっかり押さえましょう。

レンタルって何?

 リース、レンタルともに「モノ」を借りるという点では同じです。違いは、リースは数年間という長期間の貸し出しを対象としているのに対し、レンタルは早ければ1日借りるだけでもOKなど短期間の貸し出しを対象としている点にあります。したがって、レンタルはリースと比較すると割り高であること、対象物品が限られていることから、一般的には長期間使用する事業用の固定資産では活用し難いところです。

しかし、例えば、臨時の催事のためにディスプレイ用の什器が必要となる場合や機械を工場間で移動するためにトラックを借りたいというような場合、また、とりあえず試しに数日間使ってみたいというような場合にはレンタルすることを検討する価値があります。それぞれの利用場面に応じて選択されることをおすすめします。

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割賦購入(分割払い)って何?

 割賦購入とは、いわゆるローンで買うというのと一緒の意味で、購入代金を分割払いで支払うという売買形態です。一時的に多額の資金を必要とせず、毎月一定額を支払うという点ではリースに似ています。

 しかし、割賦購入の場合は代金を完済すると所有権が買主に移転するのに対し、リースの場合は、契約期間が終了しても所有権は借主に移転しません。すなわち、割賦購入の場合は最終的に自分のモノになるのに対し、リースの場合は自分のモノにはならず、リース料とは単なるモノの使用料に過ぎないという点に大きな違いがあります。事業の都合上、自社で所有することが適当な設備や機器については、リースよりも割賦購入を検討されてはいかがでしょう?

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ランニングコストに気をつけよう

 普通に一括購入で買ったら最初にまとまったお金が必要となるため、どうしても導入時のコスト(イニシャルコスト)だけに目がいき、ランニングコストについてはつい見落としがちです。コピー機や複数のOA機能が一体となった複合機などの場合には、トナー、用紙などの消耗品はもとより、カウンター料金と呼ばれるメンテナンス料(1カウントいくらという契約になる場合が多い)がかかります。

 また、調達方法によっては固定資産税や保険料、修繕費の支払いも発生するのでその分の費用も見積もっておかなくてはいけません。このように、固定資産の調達は、初期費用だけでなくランニングコストも含めて実際の導入の意思決定をしましょう。

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リース、レンタル、割賦購入の違い

 リースとレンタル、割賦購入の主な違いは次の表のようになりますので、参考にして下さい。

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リース

レンタル

割賦購入

契約期間

通常は3年以上

日・週・月単位

1~3年程度

所有権

リース会社

レンタル会社

代金完済時までローン会社に所有権留保

保守

借主

レンタル会社

買主

管理事務(※)

リース会社

レンタル会社

買主

中途解約

原則不可

可能(早期返却)

原則不可

経理処理

支払リース料(賃借料)として経費処理する

支払レンタル料(賃借料)として経費処理する

物品の購入費用はいったん固定資産に計上し、減価償却費として経費処理する

契約終了時

返却または再リース

返却

買主の資産

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 ※ 管理事務…物品の購入手続き、減価償却手続き、固定資産税や保険料の支払いなど

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アドバイス

(1)相見積りが重要
 一括購入はもとより、リース・割賦購入の場合でも値引きは可能です。必ず複数の業者から見積りを取って、しっかり値引き交渉に臨みましょう。

(2)メンテナンスの質を考えよう
 固定資産は長期間にわたり使用するものです。トラブル時の対応などのメンテナンスの質も、業者を選ぶ重要な要素です。

(3)起業前に割賦購入する(ローンを組む)
 起業当初は信用がなく、リース会社やローン会社の審査が通らない場合があります。そこで車やOA機器などを、比較的審査が通りやすいお勤めの時にローンで購入するという手もあります。


last modified 2008-09-02 15:20
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